『薪ストーブ』

この秋から古い木造の民家をかりることができ、そこを仕事場にすることにした。古い民家なので、トイレは「ぼっとん」。ぼくは、小学4年生のころまでは「ぼっとん」の家にすんでいたので、なんだかとてもなつかしい気分。せっかく、あじのある家なので、冬場の暖房も「薪ストーブ」にしてみた。しかし、実はこの「薪ストーブ」がクセ物で・・・と、いうか、ものすごくたのしくて、仕事が手につかないのだ(笑)。気が付くと、1時間でも、2時間でも、薪ストーブの前にへばりつき(寒い訳ではない)、じっと「火」をみる。ああ、いけない、仕事、仕事・・・とフィルムのチェックなどを少しやり、こんどは薪を割る。仕事の進むペースはゆっくりになってしまうが、なんともいい時間をすごしている。薪ストーブひとつで、こんなにもたのしいなんて思ってもいなかった。薪ストーブ、おそるべし。